大学理念
建学の精神
本学は、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が説かれた「同朋(どうぼう)精神」や、その実践を表わす「同朋和敬(どうぼうわきょう)」を建学の精神としています。「同朋精神」とは、私たち人間が同じ「いのち」を生きるがゆえに、互いの「いのち」を敬い生きることを示します。それは、他の生もすなわち我が生であるという認識に立つことです。本学では、「同朋精神」を「共なるいのち」を生きることと言い換えて、教育現場に反映しています。
大学の使命・目的
研究・制作による造形真理の探究は、人間存在に対する認識の深まりなくして、つまり、自己を超え、自己と共にある他者の喜び、悲しみ、痛みへの眼差しなくしてありえません。本学は、造形力を磨き高めることで、自己実現に繋がるだけでなく、他者を慈しみ共に生きていく力という意味での、真の「人間力」を醸成することを使命・目的としています。
専門分野においては、本学はこれまで、造形に関する学術の中心として広く知識を授け、深くその技能・理論及び応用を教授・研究し、それによって豊かな創造性をそなえた有為な人を育成することを使命とし、人類文化及び社会の福祉に貢献することを目的としてきました。今後もその考え方を生かしながら、未知の表現に取り組み続けます。
一方、個と他の関係性が広い意味で強く求められている現代社会では、分野を横断した広い視野を持ち、積極的に社会へ提案できる人、自発性を持って人と人、人と社会を結びつける力を持った人が求められています。本学は、この要件をこれまでの考え方に含め、「次代を切り拓くクリエーターの育成」を使命に加え、教育・研究・社会貢献に取り組みます。
専門分野においては、本学はこれまで、造形に関する学術の中心として広く知識を授け、深くその技能・理論及び応用を教授・研究し、それによって豊かな創造性をそなえた有為な人を育成することを使命とし、人類文化及び社会の福祉に貢献することを目的としてきました。今後もその考え方を生かしながら、未知の表現に取り組み続けます。
一方、個と他の関係性が広い意味で強く求められている現代社会では、分野を横断した広い視野を持ち、積極的に社会へ提案できる人、自発性を持って人と人、人と社会を結びつける力を持った人が求められています。本学は、この要件をこれまでの考え方に含め、「次代を切り拓くクリエーターの育成」を使命に加え、教育・研究・社会貢献に取り組みます。
名古屋造形大学の沿革
1967年3月 | 名古屋造形芸術短期大学設置認可 |
1967年4月 | 名古屋造形芸術短期大学開学(造形芸術科)入学定員50名 |
1973年4月 | 入学定員を150名に変更 |
1975年4月 | 染織コース新設 |
1981年4月 | 入学定員を240名に変更 造形芸術科を絵画・彫塑専攻とデザイン・工芸専攻に分離し、あわせて環境デザインをプロダクトデザインに改称 インテリアデザインコース新設 |
1985年4月 | 小牧市大字大草字年上坂にキャンパスを移転、造園デザインコース新設 |
1986年4月 | 彫塑コースを彫刻コースに改称 造園デザインコースをランドスケープデザインコースに改称 インターメディア(総合芸術)コースを新設入学定員を420名に変更 |
1989年12月 | 名古屋造形芸術大学設置認可 |
1990年4月 | 短大の彫刻コースを廃止し、大学に移行開設入学定員320名に変更 名古屋造形芸術大学開学(造形芸術学部)入学定員100名 聴講生制度開設 |
1992年4月 | 科目等履修生制度、研究生制度発足 編入学制度開設、聴講生より科目等履修生に名称変更 |
2000年4月 | 短大の入学定員を190名に変更し、従来の2専攻8コースを2専攻6コース編成に改編 入学定員を180名に変更し、従来の2学科5類編成を、2学科7コース編成に改編 |
2002年4月 | 短大の2専攻6コースを2専攻4コース編成に改編 |
2002年12月 | 名古屋造形芸術大学大学院設置認可 |
2003年4月 | 名古屋造形芸術大学大学院開設(造形芸術研究科)入学定員10名 名古屋造形芸術大学入学定員を200名に変更 名古屋造形芸術短期大学を名古屋造形芸術大学短期大学部に校名変更 入学定員110名に変更 |
2006年4月 | 短大部の入学定員を80名に変更し、従来の2専攻4コースを3コース(絵画、インターメディア、ビジュアルデザイン)編成に改編 入学定員を260名に変更し、2学科7コース編成を、2学科9コース編成に改編 |
2007年3月 | 短大部の学生募集を停止 |
2008年4月 | 名古屋造形芸術大学を名古屋造形大学に校名変更し、造形芸術学部もそれに伴い造形学部に変更、2学科(美術学科・デザイン学科)9コース編成を1学科(造形学科)17コース・クラス編成に改編 |
2009年4月 | 1学科(造形学科)17コース・クラス編成を、1学科(造形学科)16コース・クラス(日本画、洋画、洋画・版画クラス、彫刻、先端表現・総合造形クラス、先端表現・映像/アニメーションクラス、マンガ、視覚伝達デザイン、イラストレーションデザイン、デジタルメディアデザイン、建築デザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、工芸、ジュエリーデザイン、アートプロデュース)編成に改編 |
2010年4月 | 名古屋造形大学、1学科(造形学科)15コース(日本画、洋画、彫刻、陶芸、総合造形、映像・アニメーション、マンガ、視覚伝達デザイン、イラストレーションデザイン、デジタルメディアデザイン、建築デザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、ジュエリーデザイン、アートプロデュース)編成に改編 |
2011年4月 | 名古屋造形大学、1学科(造形学科)14コース(日本画、洋画、彫刻、陶芸、コンテンポラリーアート、アニメーション、マンガ、視覚伝達デザイン、イラストレーションデザイン、デジタルメディアデザイン、建築デザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、ジュエリーデザイン)編成に改編 |
2014年4月 | 名古屋造形大学、1学科(造形学科)12コース(美術:日本画、美術:洋画、美術:彫刻、美術:コンテンポラリーアート、アニメーション、マンガ、グラフィックデザイン、イラストレーションデザイン、デジタルメディアデザイン、建築・インテリアデザイン、プロダクトデザイン、ジュエリーデザイン)編成に改編 |
2016年4月 | 名古屋造形大学、1学科(造形学科)9コース(美術{日本画・洋画・彫刻・コンテンポラリーアート}、アニメーション、マンガ、グラフィックデザイン、イラストレーションデザイン、デジタルメディアデザイン、建築・インテリアデザイン、プロダクトデザイン、ジュエリーデザイン)編成に改編 |
2018年4月 | 入学定員を240名に変更 |
2020年4月 | 名古屋造形大学、1学科(造形学科)5領域(美術表現、映像文学、地域社会圏、空間作法、情報表現)編成に改編 |
2022年4月 | 名古屋市北区名城にキャンパスを移転 |
2024年4月 | 映像文学領域を視覚表現領域に改称、地域社会圏領域を地域建築領域に改称 |
アドミッションポリシー
<造形学部 造形学科>
名古屋造形大学では、「多様な個性を認めあい、自らの知性と感性を磨く、創造力豊かな人を育成する。また、異なる文化への深い理解力を有するとともに、地域の伝統や文化への共感を持ち、その発展に貢献できる人を育成する」ことを方針として提示している。
求める人物像を以下にまとめ、その内容に従って各選考試験を行っている。
<大学院 造形研究科>
名古屋造形大学大学院では、求める人物像を以下にまとめ、その内容に従って各選考試験を行っている。
名古屋造形大学では、「多様な個性を認めあい、自らの知性と感性を磨く、創造力豊かな人を育成する。また、異なる文化への深い理解力を有するとともに、地域の伝統や文化への共感を持ち、その発展に貢献できる人を育成する」ことを方針として提示している。
求める人物像を以下にまとめ、その内容に従って各選考試験を行っている。
- 造形分野を専門的に学ぶ上での興味・関心・意欲を持つ人
- 豊かな発想力と高度な造形力を身につけ、次の時代を切り拓こうとする気概のある人
- 自らの個性を伸ばし、他者の個性を尊重する意志のある人
- 地域や社会の文化に積極的に貢献する意志のある人
<大学院 造形研究科>
名古屋造形大学大学院では、求める人物像を以下にまとめ、その内容に従って各選考試験を行っている。
- 造形芸術分野に関心を持ち、自らの専門性を深めて研究や表現に活かしていく人
- 創作・研究の発表活動を通して、文化、社会の創造的発展に寄与していける人
- グローバルな視点を持ち、国際社会で積極的に自らの分野で表現していこうとする人
カリキュラムポリシー
<造形学部 造形学科>
名古屋造形大学は、「同朋学園の建学の精神である『同朋精神』、言い換えれば、『共なるいのち』を生きることを教育・研究の基本理念として、真に他者と繋がりあう生きた造形力を養い、社会に有為な人を育成する」ことを最初に方針として示している。以下の考え方に基づき教育課程を編成・実施するものとしている。
成績評価については、各授業科目のシラバスで事前に示した成績評価の方法と基準によって行う。
<大学院 造形研究科>
名古屋造形大学大学院では、「同朋学園の建学の精神である『同朋精神』、言い換えれば、『共なるいのち』を生きることを教育・研究の基本理念として、真に他者と繋がりあう生きた造形力を養い、社会に有為な人を育成する」ことを最初に方針として示している。以下の考え方に基づき教育課程を編成・実施するものとしている。
名古屋造形大学は、「同朋学園の建学の精神である『同朋精神』、言い換えれば、『共なるいのち』を生きることを教育・研究の基本理念として、真に他者と繋がりあう生きた造形力を養い、社会に有為な人を育成する」ことを最初に方針として示している。以下の考え方に基づき教育課程を編成・実施するものとしている。
成績評価については、各授業科目のシラバスで事前に示した成績評価の方法と基準によって行う。
- 各造形分野が越境しながら進展している造形表現の状況を見据え、多様な社会的ニーズに応えるカリキュラムを編成する。
- 必修科目や科目ごとの修得単位数の一定の条件を設定するが、それ以外に各自の裁量で履修科目を構成できる幅を持たせる。これにより、学生各自が分野での習熟度を深め、また、分野を越えた体験の幅を広げることを可能にする。
- 授業科目は、「基礎科目」「基幹科目」「専門講義・実習科目」「領域別専門科目」「資格関連科目」「自由科目」の6区分で構成する。
・「基礎科目」では、造形表現活動の基礎的な能力を養うための教養科目群、グローバルな能力を育成するための実用的な外国語などの語学科目群を設置する。
・「基幹科目」では、基礎科目で扱う語学、自然科学・人文科学・社会科学以外の教養科目であり、人生設計の支援となる「キャリアデザイン」などを設置する。
・「専門講義・実習科目」では、理論面において段階的に専門分野を究めるために、学年配当を行い、分野ごとの科目の選択制限をせず、すべての学生が自らの専門分野を越えて、多様な授業科目を選択できるようにする。
・「領域別専門科目」では、広がりを見せる造形分野に対応できる能力の探求を目指す。1年次と2年次前半では、5領域ごとによる実制作体験を通して、基礎から応用までの表現能力を養成する。2年次後半からは、各分野のスタジオ、ゼミにより学生各自の専門能力を高める。
・「資格関連科目」では、教職課程又は学芸員課程に関する科目の一部を設置する。
・「自由科目」は、上記の科目に該当しない科目を卒業単位として認定する場合の区分とする。
- 各専門分野を有機的に繋ぐクラウドシステムを導入し、オンライン授業や対面授業、学修に必要な各種資料の提供など、各分野間を自由に横断することが可能な教育環境を実現する。
- 時代をリードする企画や表現の能力育成のため、最先端の撮影設備やデジタル工作機を備えた工房と、手作業重視の工房を両輪とした「共同工房」の設備を提供する。
<大学院 造形研究科>
名古屋造形大学大学院では、「同朋学園の建学の精神である『同朋精神』、言い換えれば、『共なるいのち』を生きることを教育・研究の基本理念として、真に他者と繋がりあう生きた造形力を養い、社会に有為な人を育成する」ことを最初に方針として示している。以下の考え方に基づき教育課程を編成・実施するものとしている。
- 各専門分野での高度で専門的な知識や技術、表現方法を実践的に修得することを目指す。
- 広い視野にたってその専門知識に新たな幅と膨らみを持たせ、自らの作品研究や、制作表現における客観的な考察を高めることを目指す。
ディプロマポリシー
<造形学部 造形学科>
学位/学士
名古屋造形大学は、「4年間の教育を通して、造形力を身につける第一歩として、創作・研究と向かいあう姿勢を身につけることを目指す」ことを最初に示し、以下の指針に基づき学位を授与するものとしている。
<大学院 造形研究科>
学位/修士
名古屋造形大学大学院の教育の方針を「学部教育を基礎にして、さらに創作・研究を進める。また、社会人として体得した専門能力の上に創作・研究を深める」と示し、以下の指針に基づき学位を授与するものとしている。
学位/学士
名古屋造形大学は、「4年間の教育を通して、造形力を身につける第一歩として、創作・研究と向かいあう姿勢を身につけることを目指す」ことを最初に示し、以下の指針に基づき学位を授与するものとしている。
- 専門分野における発想や表現の基本的な能力を獲得できているか。
- 自己の存在を認識し、創作・研究に向かうことができているか。
- 広く社会を認識し、深い創作・研究に向かうことができているか。
- 自らの創作・研究を他者に伝えるコミュニケーション能力を獲得できているか。
- 分野を横断した視野を持ち、積極的に人や社会と関わる能力を獲得できているか。
<大学院 造形研究科>
学位/修士
名古屋造形大学大学院の教育の方針を「学部教育を基礎にして、さらに創作・研究を進める。また、社会人として体得した専門能力の上に創作・研究を深める」と示し、以下の指針に基づき学位を授与するものとしている。
- 自己のテーマに沿って、創作・研究を理論と実技の両面から探求できているか。
- 創作・研究の発表活動を意欲的に展開し、自己の向上を果たすことができたか。
- 表現者、研究者として、社会人となることの責任を認識できているか。