4月     学内Dギャラリーにて1年次修了制作展を開催!  

1年次修了制作展を開催しました。この展覧会は、名古屋造形芸術大学短期大学部・ビジュアルデザインコースの全学生が、1年次学年末にコース実技の中で取り組んだものです。研究室が出題したいくつかのテーマから、全く自由に各自が選び、制作しました。ショップ広告や商品広告の中にも、作者のメッセージが豊かに入っており、また、社会的なテーマにも熱心に取り組んでいます。

技術的には未熟ですが、学生達のメッセージや志をどうか受け止めていただきますようお願いいたします。

<テーマ>
●ECO-VISION(社会)
●communication-NTT(社会/企業)
●NIKE(企業)
●TOWER RECORDS(ショップ)

  5月     選択実技はエアブラシや製本の実演も充実しています!  

荒木禎之氏による製本講座が行われました。自分で絵本がつくれるなんてホント?と思うかもしれませんが、画材屋で売っているケントボードや色紙、スプレーのりなどを使用してオリジナルの絵本ができるのです!荒木さんの実演と、ほのぼのトークを聞きながら、みんな真剣にメモをしていました。これからみんなも実際に制作すると思うけれど、分からないときは研究室へ聞きにきてくださいね!

伊藤豊嗣助教授によるエアブラシの実演が行われました。実際につくりだされるグラデーションの美しさに、みんなびっくり。

マスキングをうまく使いこなしたり、1度ぬったジェッソをサンドペーパーで磨いたり、これからの制作でもきれいに仕上げるポイントがいくつか学べたのでは?さぁ、実際にチャレンジしてみよう!

  6月     コンピューター実習、印刷実習、選択実技に「さつき祭」!  

「できたー!見て!見て!」Macでつくったレコードジャケットやロゴを研究室に見せにやって来る。印刷実習で刷り上がるたびに「オーッ!」と叫ぶ。2年生になって1年先輩としてがんばっている人もいる。「さつき祭」の運営でがんばる人たちもいる。参加している森田さんや伊藤さんもいる。いやーほんとに忙しいー。それでも、毎日毎日進化していくみんなを見ていると研究室はもっと応援したくなるのです。

Aクラスのイラストレーションでは、アクリルカラーやメディウム、色鉛筆、パステルなどの材料を混在させて、表情豊かな作品を完成させました。

Bクラスでは山内瞬葉先生のアドバタイジングの実技が行われ、締めきり時間までに雑誌広告のアイデアを絞り出して、緊張感漂う講評会が行われました。さー来月は教育実習に行ってる人が戻ってくるぞー!

  7月     コンピュータは友だち。シルクスクリーンも友だち。  

2年生は各自が取り組みたいと考えるジャンルを選択して制作する「選択実技」の中間提出がありました。ポスター、カレンダー、CDジャケット、絵本、シルクスクリーン技法を生かしたグラフィックデザインなど、今までに経験した各種の学習をもとに、より具体的な視覚伝達表現へと進みました。最終提出に向けてコンピュータ室もいっぱい。アトリエでシルクスクリーンやエアブラシなどの技法を深める人もいます。

好きなことをやっているけど表現するって、エネルギーがいるんだね。夏休みも近いから、今のうちに話してみたい人といろいろおしゃべりしてみるのもいいかもね。

クラス雑誌の編集作業やエディトリアルなど、日々の課題もどんどん相談してみてね。デザインは友だち。みんながんばれー!!!

  8月     緊張の選択実技講評会。選抜デザイン展の出品者が決定しました。  

取り組みたいジャンルを選択して制作する「選択実技」。この制作期間の中で、みんなはなにを思い、考え、成長したのだろうか?
Q:この期間はどうでしたか?
M:アイデアがあり過ぎてまとめるのが難しかったけれど、先生に相談すると、人に伝わる見せかたが出てきて、一つのアイデアに集中でき、楽しかった。
K:すごく充実してた。悩んだり思い留まることがあっても、やっぱりがんばれたことで大満足。
Y:本気で作品を制作する自分に対する気持ちと、作品と一つになる心を学んだ。
Q:自分以外のジャンルの人たちについては?
:M:やる事は違ってたけど、意気込みは一緒だった。
K:みんなそれぞれに新しい知識や技術を得て、それがいい刺激になった。

Y:何よりもアトリエで残る、みんなの必死な熱意が一つになった気がしてよかった。うれしかった。相談することで生み出すアイデアもある。
Q:変わったなと思うことは?
M:自分の中の雰囲気が変わった。周りの人のセンスも色々旅してると思う。目に見えるかたちで変わった。

K:自分のやりたいこと、表したいことが前よりすごく明確になった。
Y:まだ未熟だけど私はここまで、自分の作品を形として残せるようになったんだという嬉しさ、喜びの実感。

Q:最後に、なんでもどうぞ!
M:みんなの持っている空気とか熱が大切だと思った。相談も静かなアトリエ、白い壁は不思議な色をする。休憩する場所も光があってあったかい。
K:うまくいかなくて悩んだり、いきづまった時、周りのみんなもそうだった。そんな時、いろんな人と話すことで何度も救われた。考え方とか見方とか、とにかくすごく視野が広がった。ビジュアルってほんとイイトコ。
Y:私にとってこの選択実技は、毎日、一日一日重く深く密度のある日々を精一杯生きた。その時間はデザインという幸せな瞬間で、楽しさと、達成感と、充実感に満ちていた。
みなさんおつかれさまでした。(^o^)

  9月     第23回デザイン展を開催。ご来場ありがとうございました。  

名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザインコース第23回デザイン展「VISUAL CREATION」が開催されました。この展覧会は、本学ビジュアルデザインコースの学生が、1年次末や2年次前期の課題としてビジュアルデザイン研究室から出題されたテーマやジャンルを自由に選択し、表現したデザイン作品のうち、35名51点を展示しました。1年次末の修了制作では、ジャンルをポスターに限定し、

商業、社会、出版などの中から、学生が個々に取り組みたいテーマで制作しました。また、2年次の選択実技では、制作ジャンルそのものを学生自身が決め、ボリューム感のある作品づくりを行いました。

会場である国際デザインセンター・デザインギャラリーは、名古屋の中心市街にあって便利もよく、プロのデザイナーをはじめ、一般の方々や学生など、650名にのぼる多数の来場者を得ました。

  10月     VD研究室からの進路アドバイス―造形短大VDコース卒業後の進路の近況―
 
社会は変化する様々な事柄に対し、多様な考え方を必要としています。今こそデザイン分野の柔軟な思考が求められている時代です。

デザイン・工芸専攻の学生の就職先は製造業・建設業・小売業・サービス業などが多く、専門を生かした仕事をしています。ビジュアルデザインコースの学生の進路は、広告・印刷・ディスプレイ会社、各企業の宣伝・企画部門、陶磁器・ガラス・繊維会社のデザイン企画室、自動車および関連企業のデザイン部門、そして広告宣伝物の企画制作やWebデザインを手がけるデザイン事務所など、幅広い分野へ就職し、さらにグラフィックデザイナーやイラストレーターとして独立する先輩も多数います。進学としては、四年制大学への編入や、短大・研究生、各種専門学校への入学が見られます。
就職活動は一般的に1年次の後期末の2月頃から始まります。短大生にとって、入学してから1年に満たない時期でまだまだ実感がないかもしれません。特に、全国規模の企業に就職希望の人は、この時期から情報収集する必要があります。会社説明会やセミナーなどが始まり、インターネットで求人情報を出しているところも多くあります。また、この地域の企業で、過去に卒業生が多く就職しているところもあり、春休み頃から就職室で情報収集し、活動するとよいでしょう。
 
  11月     特別研修期間も無事終了。卒業制作の集中制作期間へ  

大阪・神戸方面へ(国立民族博物館・大阪国際平和センター・天保山ハーバーヴィレッジ・兵庫県立美術館他)ビジュアルデザイン研修旅行へ行ってきました。
3日間ともよい天気で、まちをつくるデザインについてそれぞれ取材をしたりしました。また、大阪国際平和センターの「反核FAXポスター展」や兵庫県立美術館の「横尾忠則のグラフィックワーク」など、展覧会にも恵まれました。

  12月     大学内DギャラリーにてBシルク展を開催しました。  

シルクスクリーン技法を使った作品を展示する「Bシルク展」を開催しました。ポスターやカレンダーなどみんなが夏から制作して集まった多数の作品を一度に見ることができました。2年生は卒業制作の真っ最中で、

自分の取りためた写真を編集したり、ポスターや動画をつくったり、シルクの特性をいかして卒業制作に取り組んだりしています。

  1月
    私達も卒業制作展に出品しています!ぜひ見に来てください。  
 
伊藤 雄一
VI・ポスター:水路館


水源から川をたどって、河口から海までの生命のつながりを見ることのできる水族館は日本にありません。私自身、小さい頃から淡水魚や海水魚を飼育してきた経験を生かして、「水路館」と名付けて水族館のビジュアルプレゼンテーションをします。ポスターから、販促用のパンフ、ペーパーバッグなどのグッズまで作りました。
萩原 麻衣子
ポスター・bird's-eye map:好き、犬山


私は犬山生まれの犬山育ちで、木曽川とお城のある町並が大好きです。一人でも多くの人にこの城下町を知ってもらうために、これ以上描けないくらいの鳥瞰図をつくろうと、アングルを決めてセスナ機を飛ばして町の写真を撮ってもらいました。それをもとに犬山市観光マップとポスターをつくって犬山市役所に売り込むつもりです。
  2月     就職活動体験記 〜春日井 由紀・杉野 加奈〜  

卒業制作や就職活動など大変忙しい毎日を過ごしてきた2年生を見つけて、就職内定までのお話を聞きました。
Q:就職活動を始めたのはいつごろからですか?面接など試験の内容もできれば教えてください。
A:私は2年の後期から始めました。
車通勤ができて、週休2日のところを希望して、職種なども就職指導室のかたに色々とアドバイスをいただきました。面接ではアンケート用紙が3枚もあって、

今までバイトの経験があるか?とか、きらいな食べ物は?など、細かいところまで質問に答えました。(S)
A:私も2年の後期からですが、体力に自信があって、写真が趣味ということもあり、そういう会社を選びました。就職指導室の履歴書を使って下書きをして、それを他の人に見てもらったりしました。初めてスーツを着た時はシャキッとした気分になりました。(K)
Q:ありがとうございました。2人ともがんばってください!最後に初めてのお給料が出たらどうしますか?
おばあちゃんにプレゼントを買います。(S)
自分のカメラを買ってがんばる。(K)

  3月     卒業式 〜それぞれの旅立ち〜  

桜の咲き始めたキャンパスで名古屋造形芸術短期大学の卒業式が行われました。バイオリンの生演奏が流れる会場は、袴姿やスーツ姿の卒業生でいっぱい。午前中は曇っていたものの、しだいに晴れてコースごとに記念写真を撮影することができました。学食での卒業パーティーでは、サンドイッチやケーキなどを囲みながら、春休みのことやこれからのことを話したりして、楽しい時間を過ごすことができました。